昨年放送されたNHK連続テレビ小説「わろてんか」をみたかたはご存じかとおもいます。
葵わかなさん!かわいい!!
元々は乙女新党というアイドルグループの一員でした。
というのは今回はおいといて、「わろてんか」のなかに「わろてんか隊」という部隊がでてきましたね。
今回はその「わろてんか隊」についてお話しします。
今回はその「わろてんか隊」についてお話しします。
劇中ではわろてんか隊とされていましたが史実上の、実際の名前は「わらわし隊」です。
このわらわし隊という名前は戦闘機部隊の荒鷲隊をもじった名前で日中戦争当時の人気芸人たちは現地の兵隊さんを笑顔にするという重大な任務を負って最前線に赴きました。
所謂慰問活動です。
慰問と書いてイモンと読みます。お笑い芸人さんに限らず歌手、や俳優女優さんなどいまで言う芸能人の括りに入るひとがこの慰問活動を行っていました。以前記事としてここでも書いた李香蘭(山口淑子)さんも慰問活動を行っていました。
李香蘭さんのプロフィールまとめにについてはこちらをごらんください。
どんな様子で誰が出たの??
しゃべくリ漫才の横山エンタツや花菱アチャコ、夫婦漫才のミスワカナに玉山一郎が慰問活動を行いました。
彼らは当時の吉本が誇る人気者なんです!!これで慰問活動が国としてどんな位置付けにされていたかわかりましたね。
当時は戦争が何よりも優先です
食べ物飲み物が兵隊さんに優先して送られた、金属供出で町中の金属を戦争に使った。
これと同じです。
当時の人気者が戦地に赴くのはある意味当然なのです。
彼らは当時の吉本が誇る人気者なんです!!これで慰問活動が国としてどんな位置付けにされていたかわかりましたね。
当時は戦争が何よりも優先です
食べ物飲み物が兵隊さんに優先して送られた、金属供出で町中の金属を戦争に使った。
これと同じです。
当時の人気者が戦地に赴くのはある意味当然なのです。
慰問先では兵士はもちろん、幹部将校も出席し普段めったに笑わない高級将校もこの日は笑顔を見せたそうです。
なかでも人気だったのが紅一点のミスワカナです。
なかでも人気だったのが紅一点のミスワカナです。
アコーディオンを使った音楽を使った夫婦漫才スタイル。実はこれ史実通りなんです。
そしてドラマではリリコがシローを尻にしいてますよね。これも史実です。ある意味男尊女卑の時代にこれはすごい!!
とはいっても史実でもドラマでも恋人同士ですし自然とそうなるんでしょうね♪
そう、ドラマわろてんかでわろてんか隊にいた唯一の女性ミスリリコのモデルになった方です。
この方ミスワカナさん、当時のインタビューでこのように答えています。
ミスワカナ・玉松一郎 |
そう、ドラマわろてんかでわろてんか隊にいた唯一の女性ミスリリコのモデルになった方です。
この方ミスワカナさん、当時のインタビューでこのように答えています。
「・・・兵隊さんにもてたのはわたしがーどうですやろ。何しろ舞台に立っても『きれいなんが現れた』いうんでワイワイの大騒ぎでえらい人気。さてはサイン攻めにされほんまにもてすぎてよわりました。」
と答えたそうです。
いやぁモテモテですね。
そして朝ドラわろてんかの再現率の高さが伺えます。
そして朝ドラわろてんかの再現率の高さが伺えます。
さらに吉本の芸人さんです。その殆どが関西出身者です。
そして漫才という文化、芸風がまだ新しいものとされていた頃です。
関東出身者が多い部隊よりも関西出身者が多い部隊の方がウケていたそうです。
こちらがミスワカナ・玉松一郎の肉声漫才です!!
そして漫才という文化、芸風がまだ新しいものとされていた頃です。
関東出身者が多い部隊よりも関西出身者が多い部隊の方がウケていたそうです。
こちらがミスワカナ・玉松一郎の肉声漫才です!!
わらわし隊エピソード!!
エピソードというと上に書いたものもそうですがそれ以外にもいくつかあります。
・わらわし隊は吉本興業と朝日新聞が共同で取り組んだものです。が、なんということでしょう。
下関から中国大連行きの船に乗りこんだ時に万歳の掛け声と共に露営の歌を歌いました。この曲は毎日新聞社選定歌です。
そうです。なぜかライバル社の歌を合唱しました。朝日新聞側が「歌うのやめろ」という意味を込めて社旗を盛んに振って注意しましたがそれを「もっとやれ」「激励」と受け取ってしまい、止めるどころかさらに声を張り上げて歌いました。
とても吉本らしいエピソードです。事実は小説よりも奇なり。ならぬ、「事実は漫才よりも奇なり」です。
下関から中国大連行きの船に乗りこんだ時に万歳の掛け声と共に露営の歌を歌いました。この曲は毎日新聞社選定歌です。
そうです。なぜかライバル社の歌を合唱しました。朝日新聞側が「歌うのやめろ」という意味を込めて社旗を盛んに振って注意しましたがそれを「もっとやれ」「激励」と受け取ってしまい、止めるどころかさらに声を張り上げて歌いました。
とても吉本らしいエピソードです。事実は小説よりも奇なり。ならぬ、「事実は漫才よりも奇なり」です。
・上海から南京への移動は陸軍の軍用機で行いました。
途中でアチャコが尿意を催したのでやむ無く石田一松の旅行鞄の中に用を足した。
アチャコ曰く「石田くんそれを知らんと、南京で下げて歩いてるんですわ。」とのこと。
あの、「言ってあげてください」といいたくてたまりません。
途中でアチャコが尿意を催したのでやむ無く石田一松の旅行鞄の中に用を足した。
アチャコ曰く「石田くんそれを知らんと、南京で下げて歩いてるんですわ。」とのこと。
あの、「言ってあげてください」といいたくてたまりません。
戦争中でもやはり笑いはありました。
なにもないからこそ笑顔が大切。
わらわし隊はそれに一役買っていたんです。
ちなみにミスワカナの芸風の口調と声色は、ミスリリコ演じた広瀬アリスさんの感じよりも尼神インターの渚さんみたいです。
ちょっと厳ついですね。
。
なにもないからこそ笑顔が大切。
わらわし隊はそれに一役買っていたんです。
ちなみにミスワカナの芸風の口調と声色は、ミスリリコ演じた広瀬アリスさんの感じよりも尼神インターの渚さんみたいです。
ちょっと厳ついですね。
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